Googleフォトの乗り換え先としておすすめサービス7選【厳選】

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Googleフォトの乗り換え先としておすすめサービス7選【厳選】

Googleフォトといえば、無制限に写真を保管しておけるネット界の四次元ポケットとして広く皆さんに愛されてきたサービスですが、2021年6月1日から、この無制限が終了することになりました。

これまでは、写真を保存する際に「オリジナル画質」か「高画質」かを選べ、「高画質」を選べば無尽蔵に保存でき、しかも無料という夢のようなサービスでした。

2021年6月1日からは、この「高画質」を選んだ場合でも、無制限ではなく、Googleアカウントの無料枠15GBの範囲内でしか保存できない仕組みになります。しかもこの15GBは、GmailやGoogle Driveと共用の容量なので、実際に使える量としてはもっと少なくなるはずです。

そこで今回、Googleフォトの代替、乗り換え先としておすすめなサービスを7つ、ご紹介します。

厳選したのは下記7つです。

  • iCloud
  • Adobe Photoshop Lightroom
  • OneDrive
  • Google One
  • Amazon Photos
  • pCloud
  • Dropbox

もちろん他のサービスもあるんですが、候補が多すぎると余計迷いますのでこの辺で。
使い勝手、スマホとの連携、コストなどをそれぞれ見ていこうと思います。

僕は20年以上、PCソフトの販売を手がけてきたこの方面のプロです。
日本はもちろん、世界各国のソフトウェアを取り扱い、これまでに10,000本以上は見てきています。
当ブログでは、これまでの経験を活かして、プロ目線で色々なソフト・サービスをご紹介しています。

それでは早速見ていきましょう。

iCloud

pCloud vs iCloud

日本はiPhoneユーザが多いので、多分ご存知の方も多いであろうiCloudですが、iPhoneで撮影した写真は自動的にiCloudに保存される仕組みを提供しています。
最近はWindows用のiCloudアプリもありますし、Web版のicloud.comにアクセスすれば、Windowsユーザでも割と色々なことができます。
おそらくiPhoneを使っている人なら、MacでもWindowsでも、iCloudは有力な候補になると思います。

ただ、Androidとの連携は不十分です。
Web版のicloud.comがAndroidでもかなり便利に使えますが、それでも機能制限はあります。
特にAndroidで撮影した写真をiCloudに自動アップロード、というのは現時点で不可能なようです。
無理して使うもんじゃないですね。

価格帯は2022年6月時点で、50GB:¥130、200GB:¥400、2TB:¥1,300(月額・税込)です。
5GBまでは無料で使うことができます。
またこの容量は、iCloudに保存する他のファイルやメールなどと容量が共有されています。写真だけ使える純粋な容量というわけではないので、ご留意ください。

Adobe Photoshop Lightroom

pCloud vs Photoshop Lightroom

写真の管理・調整ソフトといえば「Photoshop Lightroom」が有名ですが、このソフトにはクラウドストレージが付属しています。

アドビの製品プランは複雑怪奇で、何だかよく分からないものが多いのですが、今回僕が話しているのは「Lightroomプラン」月額1,078円(税込)というプランです。
Lightroomには「Lightroom」と「Lightroom Classic」の2つがあり、写真をクラウドに保存するのはLightroomの方です。Classicは写真をローカル管理したい人向けです。

スマホアプリ版のPhotoshop Lightroomを使えば、カメラ撮影からの自動保存、かつPCやMacから閲覧、編集なども自由自在です。細かな写真管理もでき、ほかの人と共有したり、共同編集するなんてことも可能です。
実際のところ、Photoshop Lightroomは写真管理、写真加工のツールとしては完成された製品だと思います。

無料版は2GBまで。
月額1,078円(税込)で1TBの有料版になります。
以後、1,078円追加で支払うたびに1TB拡張できます。

ソフト自体も有料にするとRAWデータが取り扱えて、もっと高度な写真加工ができるようになります。

やや高めの価格設定になりますが、iPhoneでもAndroidでも問題なく使えて、かつPhotoshop Lightroomが使えることにメリットを感じる方は、Googleフォトからの乗り換えを検討しても良いかもしれません。

OneDrive

マイクロソフトのクラウドストレージOneDriveは、新しいWindowsでは標準機能として搭載されていて利用者も多いサービスです。

無料で5GBまでは利用できますが、それ以降は有料サービスとなります。

ある程度の容量で使う場合を前提に調べてみた感じだと、一番お得なのは「Microsoft 365 Personal」というサービスに加入すること。これは年間契約にするのが最も安く、年額12,984円(税込)で契約できます。
上限は2TBまでとなっていて、月額1,124円(税込)を支払えば利用できます。この部分には年間プランがないため、毎月支払うそうです。

額面だけ見ると結構お高めな価格設定ですが、「Microsoft 365 Personal」にはWordやExcelといったOfficeソフトの利用料金も含まれています。クラウドストレージだけでなく、最新Officeソフトも使う必要のある方にとって、選択肢としてはアリだろうと思います。

Google One

Googleフォトから離脱するのに、Googleへの課金を薦めるのは如何かとは思いましたが、実はそれほど悪い選択肢ではありません。
なんたって、今まで通りの使い方で継続できるのはメリットです。

Googleは法人向けと個人用の2系統ありますが、お値段や使い方で見ると個人向けのGoogle Oneが良さそうです。2TBの場合で月額1,300円(税込1,430円)、年間契約なら年額13,000円(税込14,300円)で使うことができます。

Amazon Photos

pCloud vs Amazon Photos

Amazonも写真クラウドストレージをやっています。アカウント作るだけで5GBまで無料です。
月額制の会員サービスAmazonプライムに加入することで、無制限に写真を保存することができます。
動画の保存だけはプライムでも5GBまでですが、動画メインで保存したい人は1TBにつき月額1,300円(税込)だそうです。

専用アプリを使えば、スマホで撮影した写真も自動的にアップロードされるので使い勝手としても悪くありません。

プライムはお届けが(多少)速くなったり、映画やアニメが見られたり、好きな人は好きなサービスです。
すでに会員になっているなら、このサービスを使わない手はないですよね。

pCloud

pCloud

pCloudはスイス発のクラウドストレージです。
1年版のほかに、なんと買い切りサービスが選べます。
10GBまでなら無料で利用できます。

専用アプリも用意されていて、スマホで撮影した写真は自動的にアップロードされます。
その点もほかのアプリと変わらぬ便利さ。

気になる料金は、買い切りなら2TBで350ドル。500GBなら175ドルです。
日本円に換算すると、2TBが43,750円〜45,500円くらい。500GBなら21,875円〜22,750円くらいです。ぱっと見むちゃくちゃ高そうですが、一括支払いなので、5年くらい使うことを思うと他のサービスと比べると激安です。

たとえばGoogle Oneの同じ容量なら、5年使うと71,500円になります。
iCloudなら5年間で78,000円。
OneDriveなら5年間で132,360円ですが、これはMS Officeが使えます。

唯一、Amazon Photosが、写真限定という条件付きで年額4,900円なので、5年使っても24,500円でpCloudよりお得ですが、動画を保存する場合は別途有料で追加容量を購入する必要が出てくるので、その辺は利用環境によってお得感が変わってくると思います。

いずれにせよ、pCloudは価格面で言えばお買い得なことは間違いなさそうです。

Dropbox

pCloud vs Dropbox

おなじみのDropbox。こちらも写真管理に使えます。
無料枠は2GBまで。有料にすると一気に2TBまで増量されます。

こちらも専用アプリを使えば、スマホで撮影した写真を自動アップロード可能。
このあたりの違いはどれもなさそうです。

気になる料金は、年間契約にすると最も安くなり、年額14,400円(税込15,840円)となります。
正直なところ、少し割高です。写真だけでなく、パソコンのその他のファイルも保存できますが、iCloudやpCloud、Google Oneなど他の選択肢もあることを踏まえると、やや競争力に難があります。

広く一般にオススメしたいのはAmazon Photos

以上、いくつか見てきましたが、一般向けで良いなぁと思うのは、やはりAmazon Photosです。
機能、性能として悪いところも見当たりません。多分、多くの人に愛されるサービスだと思います。なによりも、Googleフォトと同じく、これまで通り無制限に写真を保存していけるというのは、とても好印象ではないでしょうか。

ただ唯一、動画メインの人はご注意。
無制限保存は写真だけです。動画などはAmazonプライムのほかに追加料金を支払う必要があります。

すでにAmazonプライムの会員になっていて、写真しか保存しないなら、追加負担はありません。
まだプライム会員じゃない人も、Amazonの他サービスもあまねく享受できるので、これを機会に加入を検討するのも悪くないと思います。

機能や専門性で選ぶならAdobe Photoshop Lightroom

Amazon Photosよりも機能、専門性で選ぶならAdobe Photoshop Lightroomがいいと思いました。
実際に使ってみたのですが、動作はスムーズです。通信速度が遅いとかもありませんでした。
専門家として、さまざまなPCソフトを20年以上手がけてきた僕から見ても、ソフトとしてのAdobe Photoshop Lightroomの性能は非常に高く、機能としては十分満足いく出来映えでした。さすがアドビの面目躍如といったところです。

料金とプライバシーにこだわるならpCoudがオススメです

料金とプライバシーに注目している人は、pCloudもアリです。
写真の保管にできるだけコストをかけたくない人は、pCloudが現状での最適解だと思います。

またpCloudはプライバシー面にも相当な配慮がなされており、アップロードした写真は分解され、最低3箇所のサーバーに分割保存される仕組みになっています。外部からハッキングを受けたりした場合でも、3箇所以上のサーバが突破されなければ、写真1枚さえ見ることができないというわけです。

あともうひとつ、pCloudにはバックアップ機能があって、Googleフォトなどの外部サービスから引っ越す機能が付いています。それほど高速転送されませんが、ワンタッチでpCloudに写真を移せるのは非常に便利です。

写真をどう扱うか、一度考えてみよう

pCloud 写真

写真って、楽しいですよね。
でも、人によって写真を保管する意味って違うんです。

僕の友人は、人生のすべてを写真に撮るそうです。朝起きてから、夜寝るまでの、それこそすべてを写真に収めるそうで、100TBのNASを組み上げて運用していると言っていて驚きました。世の中にそういう趣味もあるんだなぁと。。

別の知人はカメラマンなので、気になる写真を撮影して、これを体系的に管理するのにAdobe Photoshop Lightroomを使っていると言っていました。詳しくは聞いたことがないですが、多分彼はアドビのクラウドサービスを使っているんじゃないかと思います。

別の友人は、家族写真をよく撮影するのだけど、やはり子どものプールで遊ぶ写真とか流出したら嫌だなというので、pCloudを勧めましたが、安心感があって気に入ったという話を聞いています。

こんな感じで、人によって何に重きを置くかは違うところなので、あなたも一度考えてみると良いかもしれませんよ。
良い写真を安心して管理できるといいですよね!

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