最強セキュリティ AppGuard の監視対象外設定を試してみた。

未改修

現行最強のセキュリティソフト「AppGuard」。
通常のセキュリティソフトは、蓄積したデータベースによってウイルスを判定しブロックします。
ただし、世界中でウイルスやマルウェアの新種が生み出される数は、1日あたり35万件とも言われています。
とうてい防ぎきれるものではないのです。

AppGuardはウイルスやマルウェアが入ってくることを大前提として、防御のみに全力を傾ける仕様で作られています。
システムに干渉したり、怪しい挙動を行う兆候が見られると、関係するプロセス自体を一時停止させ、それ以上の行為を行わせないようにします(ふるまい検知)。
結果的に、たとえウイルスがパソコン内部に侵入したとしても実質無力化されてしまうため、AppGuardの前にウイルスやマルウェアは無力なのです。

 

AppGuardインストール後に、フリーソフトをインストールしてみる

AppGuardをインストールした後で、ネット上のフリーソフトをインストールしようとすると、こんな表示が出てインストール自体をストップすることがあります。

 

AppGuardがシステムに干渉しようとするインストール行為をストップしたわけです。
そんなときは、AppGuardのメイン画面からスライダーを動かし「インストール許可」に設定します。

 

この状態に設定変更すると、インストールを一時的に許諾します。
元に戻すことを忘れても、20分後には元の保護レベルに自動的に戻してくれます。

 

改めてインストールするためダブルクリックすると、通常どおりの挙動に戻ったことが分かります。

 

監視対象外に登録する

AppGuardは代表的なメーカーのソフトについては、最初から監視対象外設定がありますが、多くの場合は監視対象としてインストール後もPC内での挙動を監視され続けています。
そのため、目的のソフトをインストールしたあと、そのままでは起動できない場合があります。
また、インストール不要のソフトの場合でも起動が止められる場合もあります。

 

そんなときは、「監視対象外設定」を行うことによって、お目当てのソフトの監視を除外することができます。
まず画面の一番右下のタスクバーアイコンから、AppGuardのメイン画面を呼び出します。

 

地球アイコンを右クリックし、メニュー最上位の「AppGuard…」をクリックします。

 

AppGuard メイン画面の「設定」ボタンをクリックします。

 

上図のとおり「ユーザスペース」タブをクリックし、
次に「追加」をクリックします。

 

「追加」ボタンを押したら、監視対象外にしたいソフトを探します。
見つけたらそのexeファイルをクリックし、「OK」ボタンを押します。

 

「ユーザースペース」の一覧にソフトが追加されたことを確認してください。
大丈夫なら一番下の「OK」ボタンで閉じます。

 

これで正しく起動するようになりました。

 

ソフトメーカー製品なら、署名登録すると良い

AppGuardは初期状態ではごく限られたメーカーのみ登録されていますが、手動でメーカー登録を行えば、そのメーカー製品を監視対象外にすることができます。
リニーズでも扱っている、ソースネクスト社を登録してみたいと思います。

 

前述と同じ設定画面の「ユーザスペース」で、今度は下半分の部分に注目してください。
まず「参照」をクリックします。

 

前述のソフト登録の時と同様に、exeファイルを選択して「開く」ボタンを押します。
上図の場合、「Luncher」がちょうどそれに相当します。

 

メーカー署名が入っていれば、無事にリストに並ぶはずです。
これでソースネクスト製品は監視対象外になるはずですが、稀に動かない場合もあるようです。
そんなときは、その動かないソフトもこれと同様の署名登録を行ってください。
メーカーによっては、複数の署名を持っている場合もあるためです。

【署名】
一般的に、「このソフトは自分が作りました」というデジタル署名をソフトに組み込むことをします。
この署名は暗号鍵と呼ばれるメーカーしか知り得ない暗号が組み込まれています。
そのため、署名が組み込まれたソフトは、ひとまず安全であるという見地から、AppGuardでは監視対象外としているようです。


 

この一連の除外設定は、そんなに難しくありませんでした。
慣れれば誰でもできるかな、といった感じです。
AppGuardはインストールしたことが分からないくらい、超軽量のセキュリティソフトです。
ほかのソフトが鉛玉くらいの重さだとして、AppGuardは羽毛くらいの、、本当にそのレベルの違いです。

だからこそ、普段気にせず、すっかり忘れてWindowsを使っていると、いきなりストップが掛かって「オロッ?!」と思ったりしますが、
そんなときはこの設定方法で監視対象外にすれば、また元通り快適に使うことができます。

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聞き慣れないソフトだとは思いますが、なかなかすごい性能なので、ぜひ試してみてください。

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