差分バックアップ 増分バックアップの違いとは? 差分と増分のどっちが良いの?

差分バックアップ 増分バックアップの違いとは? 差分と増分のどっちが良いの?

差分バックアップと増分バックアップ

バックアップの方法には大きく3通りあります。
完全バックアップ
差分バックアップ
増分バックアップ

完全バックアップはなんとなく分かると思います。
指定した領域全部のバックアップを録ることができます。

では、差分バックアップと増分バックアップは?

今回はこの差分バックアップと増分バックアップについて解説していきたいと思います。

 

差分バックアップとは?

差分バックアップとは、完全バックアップ後に変更があった部分をバックアップしていく方式です。

差分バックアップとは?

上図の通り、例えば2月1日に最初のバックアップとして完全バックアップを録って、
翌日からは変更点を積み上げていくようにバックアップを録る方法を差分バックアップと言います。

ポピュラーな方法ではあるのですが、
累積してバックアップされるため、徐々に容量が大きくなっていき、最終的には完全バックアップと変わらない時間や容量が必要になってしまうという問題があります。

そこで、月に1回は改めて完全バックアップを行なう、などのリフレッシュ作業を行なって運用するのが基本です。
バックアップソフトを使えば、その辺のスケジューリングも都合に合わせておこなうことができます。

 

増分バックアップとは?

増分バックアップとは、前回バックアップ後に変更があった部分をバックアップしていく方式です。

増分バックアップとは?

上図の通り、2月1日に完全バックアップを録り、翌2日に変更点を録ります。
2月3日では、2月1日・2日の分を省いた変更点だけバックアップします。
さらに4日なら、2月1日・2日・3日の分を省いた変更点だけをバックアップすることになります。

この方法は、1回のバックアップに掛かる時間が最小になること、
バックアップを溜めておく外付けHDDの容量を圧迫しないことなどが挙げられます。

Mac標準で付いてくる Time Machine は、この増分バックアップをベースに手を加えて賢く運用できるようにできています。
あれこれ手を入れることはできませんが、仕組みとしては非常に完成されたバックアップ技術だと思います。

 

例えばこの増分バックアップで2月4日に戻したい場合、

完全バックアップ+2日+3日+4日

という計4つのバックアップデータの合体によって実現されます。
これがもし数ヶ月後とかだと、もう大変なことになります。。
増分バックアップの弱点は、元に戻すときが大変なんです。

註:大変なのはソフト側のことで、ユーザが大変なわけではありません。

なので、この増分バックアップを使う場合も、1週間に1度完全バックアップを実施してリフレッシュするなどの運用が基本となります。

また、例えば2月3日にバックアップしたデータが、何らかの理由で破損した場合、4日以降のバックアップデータを組み合わせることが急激に困難になり、元に戻すことができなくなる可能性があるのも増分バックアップの特徴です。

まあ、ファイル破損なんて滅多にないことなので、リスクに入るかは微妙ですが、そういうこともある、と覚えておくと良いでしょう。

 

差分バックアップと増分バックアップ、どっちがおすすめなの?

じゃあ、結局差分バックアップと増分バックアップのどちらがおすすめなの?

この答えって、結構難しいです。

上の説明でも書いていますが、どちらも一長一短があります。

 

差分バックアップ
(メリット)完全バックアップ+差分バックアップでかんたんに戻せる
(デメリット)時間の経過とともに差分バックアップの容量が増大していく

増分バックアップ
(メリット)変更点だけバックアップするので、あっという間にバックアップが終わる
(デメリット)元に戻すときはすべてのバックアップを合体させないといけない

 

しかし、上の説明にも書いたように、周期的に完全バックアップを改めて実施してやればリフレッシュできます。
差分バックアップの場合、リフレッシュされれば容量は再び小さいサイズに戻ります。
増分バックアップの場合も、リフレッシュされれば、そこから累積が始まります。

 

増分バックアップ
増分バックアップをリフレッシュ

上図のように2月4日にリフレッシュをすれば、2月5日から再スタートになるわけです。

そうやって考えると、増分バックアップも差分バックアップも大して変わりません。
どちらでもお好きなように、というのが回答になってしまいますね……

ただ、もし毎日使っているパソコンなら、当然ファイルなどの更新頻度も多いはずです。
頻繁にバックアップを実施する必要があるので、1回のバックアップが小さくて済む増分バックアップが個人的にはおすすめです。

逆に、そこまでの頻度でバックアップを必要としないデータをバックアップする場合は、差分バックアップが良いでしょう。
画像置き場とか、過去の取引文書の保管庫みたいな蓄積しておくだけのスペースをバックアップするなら、そんなにバックアップを頻繁にやらないので、差分バックアップの容量が増大することもないでしょう。

 

バックアップ計画を立てて、バックアップの運用をしよう

どのバックアップソフトを使う場合も、「バックアップ計画」を立てて実施すると間違いがありません。

バックアップ計画とは、「フルバックアップを月に1回、何日何時に実行」「増分バックアップは何時間ごとに実行」などのプランを立てることです。

前項でも書いたように、日常的に使うパソコンであれば、

・フルバックアップを毎週金曜日18:00から実施
・増分バックアップを毎日12:00と18:00に2回実施
・もしフルバックアップを録れなかった場合、次のログイン時に再試行

という具合の計画が立てられそうです。
あとはこの計画に基づいてバックアップソフトの「スケジュール設定」を設定すれば完了です。

会社によっては、日常のPCだけでなく、過去に扱った契約文書などの保存スペースを月に1回程度、差分バックアップで録っておきたい、などという複合的なバックアップが必要な場合は、一旦バックアップ計画を紙に書き出してから設定していった方が混乱しませんよ。

 

AOMEI Backupper スケジュール設定

これはAOMEI Backupperのスケジュール設定画面の一部です。
このソフトはスケジュール設定等が非常に柔軟に組めるので、特に法人様などはこのソフトを選ぶ十分な理由があると思いますよ。

ちなみにAOMEI Backupperについては、こっちの記事でも詳しくご紹介しています。
動作の素早いバックアップソフトをお探しなら、このソフトが良いですよ!

 

おすすめバックアップソフト AOMEI Backupper この記事で完全解説! おすすめバックアップソフトである4つの理由とは?

というわけで、増分バックアップ・差分バックアップの違いでした。
違いはあるものの、基本完全バックアップでリフレッシュするタイミングを調整してやれば、重いとか遅いとか、そういうことはあまり気にしなくて良いんじゃないかと思います。

それでも強いて言うなら、バックアップ頻度が多いものは増分バックアップ、頻度が低いものは差分バックアップにすると、バックアップがサッと終わってストレスフリーだと思います。

参考にしてみてください!

 

 

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