コンセンサスって何? さすがに知っている人も多いと思うけど……

未改修

IT界隈だけではなく、ビジネスの現場や政治の世界でもよく使われている「コンセンサス」。
さすがにある程度認知度の高い用語なので、分かる人も多いと思いますが、
ひとことで言うと「合意」です。

都知事などが、「地元住民の皆さんに広くコンセンサスを求め……」なんていう使いかたをしますが、つまり「地元住民の皆さんにご理解をいただいて」の現代語的な用法です。要するに、普通に話しても合意がとれない場合は説得するという行動も含まれた、日本人が大好きなフワッとした表現になっています。

ここまではちょっと意識高いくらいの人でもよく使われる用語です。
ここから先が、本当の意識高い系の人々が活用する「コンセンサス」の用例術です!

「今日の会議はコンセンサス方式でいきます」というのは、どういう意味でしょう?

これは、「今日の会議は全会一致で決定する方向でやります」という意味になります。
たいていこの場合、会議の前に誰か調整の責任者がいて、説得などの根回しがしてあって、予定調和的に全員が挙手して決定……みたいな流れが約束されています。コンセンサス方式は、つまり「異論は許さねえぞ」という意味が含まれている、意識高い系定番の脅し文句です。

ちなみにもし土壇場で反対者が出ても、コンセンサス方式のためにそこは無視されて決定強行される、という流れがオプション的に許容されています(偏見ですが実話ベース)。外部で僕などはガクブルしながら見守るだけでしたけど。

さらに専門家や担当者など、複数の関わる現場の人が意見をすり合わせてプロジェクトの予想を立てることを「コンセンサス予想」といいます。プロジェクトの成否や売り上げなどの予想を立てる時に使われる用語です。

今日はここまで。
また次回もよろしくお願いします。

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