今は昔、Wunderlistという “やることリスト” を管理するアプリがありました。
シンプルな仕組みとセンスの良いデザインに広く支持が集まり、いわゆる “やることリスト” 界隈における決定版的存在として数年間君臨し続けていました。
ところが2015年にマイクロソフトが買収し、Wunderlistは終了を宣言。
いずれ姿を消すということでしたが、4年が過ぎた現在も細かい更新があり、変わらずダウンロードできる状態にあったりします。
さて、一方でWunderlistを買収したマイクロソフトは、Wunderlistに代わる新しい “やることリスト” の開発をおこなっています。
「Microsoft To-Do」と名付けられたこのソフトは、Wunderlistの特長を引き継ぎつつ独自機能も盛り込まれています。
大きな違いは、「今日の予定(My Day)」という機能があって、Microsoft To-Doが自動的にリストから今日やることを抽出してくれる機能がとても人気です。
また外部のファイルを自由に添付できるので、写真撮影して一緒にしておくことなどができます。
タスクにメモを書き加えたり、タスク毎に色分けしたり、マイクロソフトの複数アカウントで管理できたり、Outlookで連携できたり。。
Wunderlist原理主義派の方はそういうのを厭がる場合もあるみたいですが、特にWunderlistを経験していない人には関係のない話です。
ところで、Microsoft To-Doは、Windows版はもちろん、Android版やiPad版なども出ており、残るはMac版のみ出ていなかったのですが、本日6月17日、ついにMac版が満を持してリリースされたので、早速ダウンロードして試してみました。
6月16日23:00に公開された!
実は、17日になる1時間前にリリースされていました。
事前に予約してあったので、Appleからメールでお知らせ。
早速ダウンロードして起動してみました。
Office 365 Businessのアカウントは使えなかった。
早速ログインしようと思い、Office 365 Businessで取得したアカウントでログインしようとしたのですが、現時点ではログインすることができませんでした。
調べてみると、マイクロソフトアカウントの種類によってダメな場合もあるみたいです。
個人アカウントで再度試したところ、無事にログインすることができました。
開始時に表示される警告文。
マイクロソフトは意外とこの辺きっちりしている印象があって、個人的にはある程度まで信用しています。
リストを作ってみる
このままだと不便なので、左サイドにリストを作ってみます。
「新しいリスト」をクリックすると右側に新しいリストが表示されるので、タイトル部分を書き換えていきます。
あくまで一例ですが。
リストは色分けができます。
ウインドウ右端にある「…」をクリックして、「テーマの変更」を選ぶと、色と絵柄を選ぶことができます。
これでパッと見た感じで判断しやすくすると良いでしょう。
タスクを入力してみる
「タスクの追加」をクリックして、その場所に入力していきます。
Enterキーを押せば入力完了。
細かい設定はこの後です。
タスクの項目をクリックすると(上例の場合、「熱帯魚のフィルターを掃除する」の部分です)、右側に詳細が表示されます。
「☆」……クリックすると重要扱いになります。左サイドの「重要」カテゴリに登録されます。
「ステップの追加」……タスクを細分化します。「お客さまに連絡」「A様」「B様」「C様」のように入れ子にしてあると便利です。
「通知する」……指定した時刻になるとアラームでお知らせ。
「期限日の追加」……いつまでにやるか。
「繰り返し」……このタスクが繰り返しの場合はここに設定する。
「ファイルを追加」……写真や参考資料などの外部ファイルをタスクに紐付けておける。Wunderlistでも人気のある機能でしたが、To-Doにも実装されました。
「メモの追加」……タスクに細かなメモ、注釈を書き込んでおける機能です。関係者の連絡先や参照URLなどの付随情報を入れておくと便利。これもWunderlistでは人気の機能でした。
こんな感じです。
6月18日の22時にアラームで通知、翌19日に実施。
重要マークも入れておきました。
シンプルな画面構成なので、感覚的に操作することができました。
Wunderlistが好きな方にとっては必ずしも同一のソフトではないと思いますが、これはこれで使いやすいのではないかな、と思ったり。
友人が以前にWunderlistで消耗品管理をしていると聞いて、ちょっと面白そうな気がしていたので、落ち着いたら試してみようかなと思っています。
ぜひお試しを。
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