第1回目で、パソコン本体の軽いお掃除とメモリの増設。
第2回目で、Windows 8.1 Pro 64ビット版のインストール作業が無事に完了しました。
今回は、初期メンテナンスをしながらWindows Updateを行い、納品状態まで持っていきたいと思います。
まず、Windows 8.1 Pro インストール直後の様子から。
HP6300 aioは結構前のパソコンです。
調べてみると、2012年ごろに製造された機種のようです。この記事が2018年の執筆なので、約6年前です。
この6年の間に、いろいろ技術が進化していますから、メーカー(このパソコンの場合はヒューレットパッカード社)も発売後に機能をアップさせるためのソフトや、最新のWindowsの仕組みに対応できるようにアップデートをしている可能性が高いです。
Windows Updateを入れる前に、まずはメーカーの更新情報をチェックする必要があります。
ヒューレットパッカード製のパソコンでは、プログラム類の更新情報を一手に管理できる「HP Support Assistant」というソフトが用意されています。
検索すると一番最初のリンクに出ていることが分かります。
ヒューレットパッカードのホームページ。
おぉ、まさにこのソフトです。早速このページからダウンロードしましょう。
ダウンロードしたファイルです。
初心者の方向けにヒント。ダウンロードしたファイルが見つからない?
Explorerを開いて、左側の一覧から「ダウンロード」という項目を見つけてクリックすると、たぶん見つかるんじゃないかな?
さっきのアイコンをダブルックリックして、HP Support Assistantをインストールしましょう。
すぐにインストールは終わると思います。
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無事にインストールが完了すると、こんな感じに起動します。
「自分のデスクトップ」に正しくHP6300 aioが登録されていますね。
その下にある「更新」をクリックしましょう。
すると、こんな感じで更新プログラムがリストで表示されます。
画面上には「Intel 1217 NIC Drivers」とありますが、これはネットワーク関係のドライバですね。
何度か実行すると、「利用可能な更新プログラムはありません」と表示されます。これで無事に完了です。
システムのプロパティで確認。
メモリ等も正しく表示されていますし、特に問題もなさそうです。
写真撮り忘れましたが、左上にある「デバイスマネージャー」をクリックして確認し、パソコン内部のドライバ不備も見つからないことを確認しました。
ここまでで、下準備は完了です。
慎重を期す場合、この段階でバックアップを録ることをお勧めします。
外部のバックアップソフトでも良いですし、手軽なところではWindows 8.1 Proの標準機能で「USB回復ドライブ」を作成するのも良いでしょう。
このUSB回復ドライブはUSBメモリにもバックアップが録れるので便利です。
詳しくはマイクロソフトの公式ページ内に手順があるので、参考にしてみてください。
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さて、いよいよWindows Updateです。
「今すぐチェックをする」をクリックして開始します。
チェックが始まりました。
ここからが長い。もうこれはWindowsの宿命です。
この後、更新プログラムが鬼のように出て来ます。数百とか。
これを順番にインストールしていくのですが、少しだけヒントを。
まずは「重要な更新」だけを先に済ませましょう。
「推奨される更新」も必要といえばもちろん必要ですが、まず先に「重要な更新」を。
終わってから「推奨される更新」に手をつけるようにしましょう。
あともうひとつ。一気に数百やると、不具合が発生しやすい傾向があります。
30〜50くらいを目安にインストールしていくと、比較的心の安寧が得られます。
また、インストールしてから動かないように感じたら、シャットダウンすると良いです。
シャットダウンの際に「更新プログラムをインストールしています…」と表示され、とりあえずダウンロードを終わった分だけ先にインストールをやってくれます。
このように、少しずつ切り崩していく感じでWindows Updateやっていくことが、比較的速やかに完了するコツかな……と思ったりしています。
はい、無事に完了です。
お疲れさまでした!
作業時間はおおむね2日間。
意外と操作する局面が多くて、なんだかんだ付きっきりで作業していました。
仕事が忙しいタイミングだったら、絶対無理だったなぁ……
友人に引き渡して、しばらく経って無事に動いているらしいことを聞いてホッとしながらこの記事を書いています。
2021年追記。
というダラっとした感じの全3回の記事でした。
2018年当時は中古のパソコン関連商品を扱うお店を経営しており、僕らがかける商品メンテナンスの様子を具体的にご紹介する意図で記事化したものです。
現在僕らはPCソフトのダウンロード販売店に変わっており、もう1年くらい中古パソコンをイジることはしていません。